いつもご覧いただきありがとうございます。
設計関連を一通り紹介しましたが、風の設計が漏れていましたので、今回は「【設計・仕様】風の設計(通風シミュレーション)」を紹介します。
風の設計とは?
住友林業では、設計の終盤に通風シミュレーションで科学的に検証し、その家にあった最適な風の設計を提案してくれます。
具体的には、下記の対応を図面で示してくれます。
・敷地調査で一邸一邸異なる風の流れを把握
・アメダス気象データとリンクしたシミュレーションで通風効果を検証
・プランにおける風の流れや風量の可視化
・建築予定の地域、敷地、建物にとって気持ちのいい風の流れを設計
我が家の「風の設計」
住友林業がシミュレーションした我が家の風の設計を紹介します。
■パターン1(5月)
・時 期: 5月下旬 夜
・気 温: 19.4℃
・最多風向: 北の風
・平均風速: 2.2m/s
■パターン2(8月)
・時 期: 8月中旬 夜
・気 温: 26.7℃
・最多風向: 東北東の風
・平均風速: 4.2m/s
「風の設計」の確認ポイント
住友林業に風の設計はしていただきましたが、ド素人の私にはいいのか悪いのかが判断つかなかったです(^-^;
私の経験上、下記のポイントで確認をオススメします。
■確認ポイント
・シミュレーションは春と夏の2パターン提示してもらう
・リビングなど人が一番多くいる部屋の風の流れに問題がないか
・FIX窓のある部屋、窓の少ない部屋などの風の流れに問題がないか
・これまでに決めた設計で風の流れに問題がないか設計士に確認
シミュレーションは当初5月下旬の1パターンしか提示されなかったため、本格的に暑くなる8月のシミュレーションの提示を依頼しました。
5月時点のシミュレーションでこの家は涼しいと説明されても当たり前なので、一番暑い時期に問題ないかを確認した方がよいです。もし設計士さんからの提示がなければ要確認です。
あとは、リビングなどの主要箇所やFIX窓、窓の少ない部屋などの風の流れについても問題がないか設計士さんに確認された方がよいです。
FIX窓はステキですが、窓を開けれないため、近くに換気できる窓がないか確認された方がよいです。
最終的には設計士さんに暑い時期でも問題がない設計になっているかストレートに確認した方がいいです。
こちらが気にいった設計でも風の流れ上影響があった場合、結果的に暑い家になってしまい快適にくらせなくなるので換気用の窓を追加するなど、設計士さんに提案してもらった方がよいです。
まとめ
今回は「【設計・仕様】風の設計(通風シミュレーション)」を紹介しました。
風の設計は家の設計終盤にありますが、メインの間取り設計や各種仕様決めでヘロヘロでほぼ思考停止の状態の時に説明があるかと思います。
間取りなどの設計も大事ですが、実際に住みはじめた後の快適さは欠かせないので、風の設計のチェックもとても重要です!
これから先も温暖化が進むのと、家を立てた後での窓の追加は難しいため、上記の確認ポイントがこれから風の設計をする方の参考になれば幸いです。
本日もご覧いただき、ありがとうございました。